日本滑り軸受標準化協議会のホームページ 
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  日本滑り軸受標準化協議会********
会長 林 洋一郎
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 2004年10月1日 初代染谷常雄会長の卓越したご指導のもとに発足した日本滑り軸受標準化協議会は二代笠原又一会長(9年間)に引継がれ、会員各位の献身的な活動により大きな成果を挙げてきました。 2018年の総会におきまして会長職を継承させていただきましたが、今後とも日本の高度な工業技術の水準を基盤として意義のある世界標準を制定してゆく努力を続けることを使命と考えております。


1.本会設立の経過
 日本滑り軸受標準化協議会は、(社)日本トライボロジー学会第2種研究会「滑り軸受標準化・規格原案検討委員会」並びに、産官学で構成しておりました任意団体「国際規格対応滑り軸受標準化委員会」を発展的に解散し、その主要業務を継承し、2004年10月に設立されました。 当時は、(一般社団法人)日本機械学会ISO/TC123平軸受国内委員会にて、ISO/TC123(滑り軸受)に新規設置された、分科委員会SC6(用語その他一般)の幹事国を日本が取得し、国際活動も一段と活発化しておりましたので、TC123国内委員会の支援業務を第一としました。 爾来現時点では国際標準化機構のISO/TC123(平軸受)親委員会、分科委員会SC6に加えてSC7(特殊形状滑り軸受)およびSC8(滑り軸受の計算法及び応用)の幹事国を取得してその活動領域は拡大しました。


2.本会の主たる業務
 国際規格原案の策定作業や調査研究活動また国際会議の運営・交渉等には柔軟かつ機動的に対応する必要があり、学術的団体である日本機械学会の中での活動には自ずと限界があります。
 国際的な標準化活動には、経済産業省による国際標準策定ための戦略的指導及び国際会議開催のご支援、(一般財団法人)日本規格協会からは規格の制定方法や国際会議の運営方法等の懇切なご指導を頂いておりますが、滑り軸受の国際規格・標準化活動は他の産業界と比べると、歴史的にまだ日が浅いところもあります。 このため日本機械学会ISO/TC123平軸受国内委員会並びに国際的なISO/TC123の親委員会と各分科委員会に対する活動の人的及び経済面での支援が必要となります。さらに日本に協力していただくためのアジア圏の関係機関、大学並びに公的研究団体への啓蒙活動を支援することが重要な活動目的となります。


3.今後の方向
 上記目的を実行するために、日本機械学会ISO/TC123平軸受国内委員会と連携を取り、新たな意義のある国際標準を制定するための活動を推進したいと考えております。
日本滑り軸受標準化協議会の特徴は、会員が軸受メーカー、ユーザー、原料メーカー、試験装置メーカー並びに大学・公的研究機関によって構成された非常に公正かつバランスの取れた団体です。
会員各位にとって有意義な標準化を進めると同時に直近の研究情報、技術情報も将来的な標準化のヒントになるという視点から情報提供の機会を増やし魅力的な組織になるように努力して行きたいと考えております。